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唐突に欅坂46にハマる

きっかけはマチルダのRevolting Childrenを見ていて、なんか既視感あるなと思って。そうか欅坂だ。制服着て激しく反抗してる感じとか。こういう振り付けがやっぱり最近の流行りなのかなあとかそんなところから。(コンテンポラリーダンスってやつなのか?)

黒い羊

これとか本当にすごい。
一つの映像作品として。
どれだけリハーサルしたんだろうとか思う。全部長回しだよ? これだけたくさんの人が激しく入り組んだ状態で。紅白のけん玉チャレンジどころの話じゃない。
(監督は新宮良平さんと言う方で、安室奈美恵さんの『Hero』なども担当されてるそうだ。あれも素敵だよねー! 歩くだけというシンプルな作りながら力強いっていう。これぞ安室奈美恵の今!!的な。あと個人的メモとしてはAimerさんの 『Brave Shine』もだそう。)

これが日本のアイドルグループだと言われると、昭和の人間としては「・・・え?」ってなってしまうんだけど、表現者集団・欅って言われると、ものすごい納得感がある。や、ちょっとこれ、総合芸術として、すごい、好きです、私これ。ツボです。

歌詞がまた良いんですよー。
ちょっともう一部分を切り取れないくらい全部良いのですが

自らの真実を捨て白い羊のふりをする者よ
黒い羊を見つけ指をさして笑うのか?
それなら僕はいつだって
それでも僕はいつだって
ここで悪目立ちしてよう

欅坂46「黒い羊」より

いやー。
なんか私ここにきて精神年齢を高校生くらいにしてすっごい発散してる感ある今日この頃な感じなんですけども。あのときこういうロックな感じを・・・反抗期を経てこなかった感あるので(いや別に完全に良い子ちゃんしてたわけでもなくて例えば塾をみんなでボイコットとかもしてたけど。今思うと本当に講師やってたバイトの青年に申し訳ない・・・)、今あらためて思う存分反抗期の気持ちを爆発させてるんですけども。(つまりは中二病爆発だ!!)

すごいいいわ本当に・・・。
でも、こういう歌詞に共感する若者たちの毎日ってどれほど息苦しいものなのだろうかと憐憫の意を禁じ得ない・・・。何やってんだ大人は・・・(自分含む)

エキセントリック

嘘とか欺瞞にあふれる世界
キレイな川に魚はいないと
したり顔して誰かは言うけど
そんな汚い川なら
僕は絶対泳ぎたくはない

欅坂46「エキセントリック」より)

これ社会人1年目の自分すぎて笑う。6年後に代弁してくれる歌が出ていたとは。

角を曲がる

これもめちゃめちゃ好きです。欅坂46のPVを見ていて、くるくるくる〜!と回とスカートがふわぁってなるところがとてもかわいいなって思うんですね私。モダンバレエ風で、優雅で、綺麗だなあって。そういう「かわいい」ところ、つまりアイドルっぽいところと、そういうものに押しつぶされそうな自分、みたいなところが始まる2:28〜からが本当に最高ですね。髪を振り乱して胸をかきむしる醜い自分と、優雅に舞い踊る自分とが交錯していって、もうどちらか主格なのかわからなくなる・・・っていう感じの。

本当の自分はそうじゃない こうなんだと
否定したところでみんな他人のことに興味ないし…
えっ なんで泣いてんだろ?

だって近くにいたって誰もちゃんとは見てはくれず
(略)
わかってもらおうとしればギクシャクするよ
与えられた場所で求められる私でいれば嫌われないんだよね?
問題起こさなければしあわせをくれるんでしょう?
(略)
あなたらしく微笑んでなんて
微笑みたくないそんな一瞬も
自分をどうやれば殺せるだろう?
みんなが期待するような人に
絶対になれなくてごめんなさい
ここにいるのに気づいてもらえないから
一人きりで角を曲がる

平手友梨奈「角を曲がる」より

ああ、もう、なんて苦しいんだろうか。
この歌詞に共感することでなんとか溜飲を下げて毎朝自分に鞭打って今日を乗り越えている人がこの地上にどれだけいるんだろうか。

何が言いたいって

こういうふうに思ってる子はナラティヴにおいで!!!本当に!!!
(なんでもかんでもナラティヴに繋げてしまう病にあいかわらず罹患中なのである)
このくるしさをじょうずにやりすごせることが大人になるってことではないのだから!!!
あなたのことが知りたくてどうしようもなくって、その胸の内を語って欲しくてしょうがない人たちが、ちゃんといるから!!日本に!!
ほんとうは町内に一人いてほしいところだけどね!!

はあー、それにしてもこんなに色々書けて秋元康さんはすごいなあ・・・

その翌日

と、ここまでの文章を月曜日の夜に書いていたんだけど、一夜明けて、とあるアニメ見ながら思ったことがあって。「フルーツバスケット」っていう、もともと私が中高生の時に連載してた作品なんですが。ああ、なんか私の場合は、こういうものに励まされながらあの頃を生きていたなあ・・と。その、なにか、直接目の前にいる人ではないけど、人の残した何かを拠り所にして進んでいく強さみたいなものもまた、尊いものだよなあ。。。と。だからかならずしも直接人に相談しなきゃならないというものでもないんだけど・・・

つまりは、「研鑽」と「摩耗」を取り違えないようにしたいってことだ。それは自らを磨き上げている過程なのか、ただただすり減らしているだけなのか。摩耗の道を歩み始めつつあるときは、ちょっと視野が狭まり始めているから、視点を変えてくれる外側からの働きかけを取り入れたほうがね、いいんだよね・・・。(経験談)
まあそれが難しいんだけどね・・・支配的なディスコースに取り込まれすぎてて意固地になってしまう・・・いや、外側から見たら「意固地になってる」ように見えるんだけど、実際のところ、本人の自覚なくディスコースの操り人形になって自分の意思と関係なくて手足発言動かされてるだけだったりするから・・・

Revolting Children

話題にのぼったので貼っておく。好きだー。

ハードノックライフにNaughtyに・・・なんだか反骨精神っぽい歌を聴きまくっている今日この頃。笑

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